世界的⾳楽家・坂本⿓⼀の最後の3年半の軌跡を辿ったドキュメンタリー映画『Ryuichi Sakamoto: Diaries』が11⽉28⽇よりTOHO シネマズ シャンテほか全国公開される。

この度、11月12日に公開直前試写会が渋⾕・ユーロライブにて⾏われ、アーティストのコムアイさんと、⼤森健⽣監督が登壇した。

ひと⾜先に本作を鑑賞したコムアイさんは、「坂本さんが亡くなるシーンはどうしても泣いてしまいました。悲しさもありますが、映画を観た後わたしのなかに残ったのは『⽣きるのってこんなに楽しいことなんだ!』という感覚。楽しむには”サボらない”って条件もあって、坂本さんは1秒たりとも休まずに『今⽣きていること』と『感動すること』をサボらずに⼤事にしていたんだなと。わたしももっと知的好奇⼼を働かせて、感動して⽣きてやるぞ!という気持ちにさせられました」と本作に映し出される坂本⿓⼀の姿から受け取ったものを、熱く語りました。その感想を聞いた⼤森監督は「コムアイさんらしい視点ですよね。⾊々な⽅に⾊々な感想を与えられる映画なんだなと思いました」と、完成した作品が持つ⼒を実感。

坂本⿓⼀さんと何度か対⾯したことのあるコムアイさんはその印象を「すごく⼒強い⼈。笑顔が素敵で、お茶⽬な⽅」と振り返り、「数年前の年末ごろに参加したライブがあったのですが、出演していた仲間のひとりが当時坂本さんとやりとりをしていて。『闘病中の坂本さんへみんなで歌を送ろう』と呼びかけて、夜に建物の屋上でスマホを囲んで歌ったり踊ったりました」と、坂本さんを慕う⾯々と共に、歌を届けたエピソードを語りました。