11月17日(月)より配信される最終回を目前に、劇中で繰り広げられたのん演じる国見飛鳥との“盤上での激しい戦い”が「バチバチすぎる」と話題を呼んだばかりの早見由奈役の鳴海唯より「ABEMA」独占インタビューが到着。

― 初めて脚本を読んだときの印象を教えてください

主人公の飛鳥が父に復讐するということを描いた、一見すると普遍的な物語に見えるのですが、単なる復讐劇ではないと思いました。将棋を通じて父に挑むということが、結果的に将棋界を揺るがす偉業につながっていく…そうした構造がとても面白くて、一筋縄ではいかない作品だなと感じました。

― のんさん演じる主人公・飛鳥、そしてご自身が演じる早見由奈について、それぞれどんな印象を持ちましたか?

飛鳥は、もちろん父への復讐という大きな目的を抱いていますが、それ以上に、誰よりも純粋に将棋と向き合っている姿がとても魅力的でした。一方の由奈には、飛鳥のようにピュアに将棋と向き合いたいという思いもあるけれど、女流棋士として生きていく中でいろんな葛藤や壁に何度もぶつかってきています。飛鳥とは全く違う境遇ではあるんですけど、彼女なりに複雑な感情を抱えている人物なんだなという印象がありました。

― ご自身と由奈に共通する部分はありましたか?

そうですね…一見うまくやれているように見えても、内面では人間くさい悩みや感情を持っている、そういう部分には自分自身も共感するところがありました。

― のんさんとの共演はいかがでしたか?

のんさんとは以前に別の映画でご一緒したことがあったのですが、同じシーンでしっかりお芝居するのは『MISS KING / ミス・キング』が初めてで。現場では、脚本で読んでいた以上に飛鳥という存在が強くて、のんさんご自身を通して飛鳥が息づいていて…。彼女(飛鳥)が心から将棋を指している、その潔さにはかなわないな、と思う瞬間が何度もありました。圧倒されました。

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