この度、株式会社扶桑社より、『ランニング・マン』(旧題:バトルランナー)スティーヴン・キング(リチャード・バックマン名義)酒井昭伸/訳が2025年12月2日(火)に発売が決定!

西暦2025年。アメリカは巨大な管理国家と化し、都市には失業者があふれていた。貧困にあえぐベン・リチャーズは最高の人気を誇るゲーム番組『ランニング・マン』に出場した。『ランニング・マン』――それは、全視聴者を敵としながら、逃げ切れば10億ドルの賞金、捕まればテレビカメラの前で容赦なく殺されるという文字通りのデスレースである。若き日のキングがリチャード・バックマン名義で発表した初期の代表作を、映画化に合わせて改題・改訳のうえ、ここに復刊!(解説・風間賢二)映画の主人公ベン・リチャード(グレン・パウエル)が高層ビルの窓を突き破りダイブするド派手な映画版特別仕様のブックカバーをぜひ手に入れてほしい!
さらに、原作者であり、レジェント・ベストセラー作家のスティーヴン・キングから貴重なコメントも到着!
先日、自身のⅩアカウントにて「最高だった!まさに現代の『ダイ・ハード』!どんな人でも楽しめるスリル満点の映画だ」と大絶賛したことで話題になった映画『ランニング・マン』。デスゲームのジャンルの先駆けとなった原作の舞台設定と同じ2025年に映画化されたことについて、キングは「(『ランニング・マン』が、小説の舞台と同じ2025年に映画化されるなんて)考えもしなかったよ。当時、最初に原稿を送った出版社からは、「当社はディストピア小説は出版しておりません」って、とても堅苦しい返答が返ってきたのみでしたから。」と当時の厳しい状況を回顧しつつ「今では多くのことがゲームショー化している。政治でさえもだ。彼らはすでに2026年や選挙について話している。それもゲームの一部だ。全てが競争の一部なのだ。(執筆当時は)こんなにひどいことになるとは思わなかった。AIが存在する世界になるとは想像もしていなかったし、(映画で)主人公がようやく監視されている事態に気づいて[ウェブカメラを手で覆う仕草をしながら]カメラの小さなレンズをテープで覆うような映画の世界になるとも思わなかった。これは双方向なんだ。君が見ているものが、実は君を監視しているかもしれないんだ。」と執筆していた頃に思い描いたディストピア設定の多くが現実となりつつある社会に警鐘を鳴らした。そんな現代社会にも通ずる世界観で巻き起こるイカれたデスゲームをぜひ劇場で目撃せよ。
<著者メッセージ・本書より一部抜粋>
「純然たる物語という意味で、最初の四冊のうちでは、本書がいちばんよくできているのではないだろうか。サイレント・ムービーなみにスピードあふれる展開、物語に無関係なものはすべて切り捨てられた思いきりのよさ。それがこの本だ」
――スティーヴン・キング
【書誌情報】タイトル:『ランニング・マン』
著者:スティーヴン・キング(リチャード・バックマン名義)酒井昭伸/訳
定価:1,650円(税込)
発行:扶桑社
発売日:2025年12月2日(火)
※全国の書店、ネット書店にて予約受付中!
Amazon :https://www.amazon.co.jp/dp/459410181X