婚活アドバイザー・植草美幸 登壇イベント

映画『佐藤さんと佐藤さん』の公開直前イベントに、結婚相談所マリーミー代表で婚活アドバイザーの植草美幸が登壇。植草は本作の感想について、「作り物というより、まるでドキュメンタリーを⾒ているようだった。ドキドキして観てました」と語る。サチとタモツの15年間が描かれることについては、「結婚する前、結婚するとき、それからお⼦さんができる。そのあともまた続いていき、夫婦のステージがどんどん変わっていくところが、すごくリアルだった」と振り返った。

植草が最も印象的なシーンとして挙げたのが、サチがタモツに向けて「私も勉強してみようかなって」と⼝にするシーンだったと語る。「何か⽬標に向かって頑張ってるところを⾒て、“⾟そうだな”“⼤変そうだな”って思って応援することはあるんですけど、⾃分も⼀緒にやってみようって、なかなか⾔えないですよね」と強く響いたという。MCが⾃⾝の離婚経験を明かした際には、植草は「離婚は悪いことじゃない。バツ1じゃなくてマル1なんです」と即答した。結婚相談所には再婚や再々婚の⼈も多く訪れるが、たとえ離婚が“ドロドロ”だったとしても、思い返せば幸せな時間があったと感じる⼈は少なくないという。

弁護⼠として働きながら家族を⽀えていくサチについては、そのバイタリティに「すごい」と感⼼したそうだ。「こんなにバイタリティーがあって、家族を作るのに、⾃分が柱となって頑張って経済⼒を持って…なかなかすごいなって思いますよね。彼⼥の⽴場って今の時代を表していると思います。だけど“男性がリードして”とか“男性が主軸で”って感覚がまだ残っている中で、彼⼥は1 歩早いですよね、今の時代に」と語った。

婚活市場の変化について語る場⾯では、「⼥性の⽅が年収が⾼くてもいいよ、もしくは⼥性の⽅が年収が⾼い⽅がいいよって思ってる男性が9割を超えたんです。奥さんの⽅が年収低い⽅がいいと思っている男性はもう1 割になっています。経済的な理由ももちろんあるけれど、“奥様にも好きなことをやってほしい”“お互い成⻑していこうね”という気持ちがすごくあるんですよ」と意外な回答に、会場がざわついた。

もしサチとタモツに⼆⼈に助⾔するとすればと問いかけられると、「30 歳でサチさんが司法試験受勝ったタイミングで、『これから⼈⽣が⼤きく変わるよ。できる⼈ができる時にできることをやればいいのよ』って伝えたい。プライドも何もなく⽬標は次はあなたが試験に受かることなんだからって」と語った。

そして最後の挨拶では、「結婚ってすごくいいものだと思ってます。誰かと⽀えながら⽣きていくということだから。どっちが⽀えになるかはその時によって違うけれど、何回ぶつかっても理解し合えるし、褒め合ってもほしい。何歳でもいいので、結婚したいな、再婚したいなって思った時がその⽅の結婚適齢期なので、ぜひ結婚してほしいと思います」と語り、イベントは終了した。

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