この度、11月18日に完成披露舞台挨拶が行われ、吉井和哉と、エリザベス宮地監督が登壇した。

本作を制作するにあたり、2022年頃から500時間以上、宮地監督はずっとカメラを離さずに吉井を撮影していたといい、「残りの映像は僕の家のハードディスクにあります。最初ラフに編集した時は50時間でした」と述懐。すかさず吉井も「それは特典映像で。⼊浴シーンもありますよね?」と冗談めかし、会場は⼤笑い。

そもそも、このドキュメンタリー制作の企画は、映画化を前提としたものではなかった。吉井がポリープの治療でライブ活動を休⽌していた時期に、「ソロアルバムを作るにあたって、⾃分の半⽣を振り返るようなショートドキュメントを」というアイディアからスタートしたものだったという。

だが、その撮影の途中で吉井⾃⾝の体に異変が⾒つかる。「喉の状況の雲⾏きが怪しくなってきちゃって。監督にはLINEで伝えました。『がんになっちゃいました(笑)』みたいな感じで」と微笑みまじりで語る吉井に対して、宮地監督も「本当にそんな感じだったんで、ビックリしちゃったんです」と当時を振り返る。

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