さらに、各界を代表するクリエイターから寄せられた推薦コメントも到着!

コメントを寄せたのは、押井守を敬愛する豪華な⾯々────ゲームデザイナーの⼩島秀夫、イラストエッセイ
ストの⽝⼭紙⼦、映画監督の樋⼝真嗣、岩井俊⼆といった各界を代表するクリエイターから熱い賛辞が寄せられて
いる。

<⼩島秀夫/ゲームクリエイター コメント>

押井守監督をちゃんと意識したのは、1985年にOVAという新たなメディアで登場した「天使のたまご」だった。
各種のアニメ雑誌でも話題沸騰だった本作を観た時の衝撃は今でも忘れられない。
「ここのスローなテンポ、タルコフスキーじゃないか!⽇本にもこんなに流⾏に逆らう映像作家がいたのか!」
と。
21世紀の今、本作を観直して、あらためて、いや、初めてこの作品を理解した。
あまりにも早すぎた作品だったのだと。
その伝説の「天使のたまご」が4Kで劇場公開される。
これは観るしかない。今なら眠たくはないはずだ。

<⽝⼭紙⼦/イラストエッセイスト コメント>

少⼥時代に⾒た時とまるで違う感想を持った。
何を守りたいのか、何を破壊したいのか、⾃分の⼼の変容を突きつけられる。
浅い興奮ではなく、深い⼼の揺らぎ。
静かな揺らぎは時間と共に⼤きなうねりとなる、難解のようで全ての⼈に開かれている傑作!

<樋⼝真嗣/映画監督 コメント>

創造とは何か?
野⼼と義務の闘争である。
四〇年前だから成し得た熾烈な衝動と静謐の美意識が織りなす祝宴であり、
今こそ劇場で没⼊すべき啓⽰的体験なのだ。

<岩井俊⼆/映画監督 コメント>

1985年。
敗戦から40年、気がつけば世界第⼆位の経済⼤国となっていたニッポン。
僕らは⾳楽やコミックやアニメの無限の可能性に陶酔し、それ越しにこの世界や平凡な⽇常を眺めていた。
この映画は決して楽観主義的な映画ではないが、あの時代特有の未来を信じる想いが化⽯のように封印されてい
る。
“天使のたまご”というタイトルは未来に向けて放たれたタイムカプセルの隠喩でもあるのだろう。
あれから更に40年。
このタイムカプセルが4Kで蘇るという。今の若い⼦たちは何を想うのか?そこに興味は尽きない。

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