さらにトークテーマは「なんば」へ。まず、大阪・ミナミの中心地である「なんば」についての印象や思い出について、福士は「以前、ドラマの撮影で2カ月ほど大阪・なんばに滞在していました。お気に入りの創作和食店があって週1で通っていました」と振り返った。また、今回のコラボレーションについて行定監督は「映画は同じ空間で観ることで生まれる熱量が大事です。この場所は活気があり、映画のような街になると思います」とコメント。12月からは南海電鉄の駅や車内に映画ポスターが掲示される予定も発表された。

そして集まった観客に向けて、監督は「12月19日公開です。冬に観ると心が温まる作品で、スピッツをはじめ4曲の音楽がリフレインします。劇場の素晴らしい音響でぜひ楽しんでください」、福原は「亜子と涼が大切な人を失った後、どう自分と向き合うか注目してほしい。観終わったあと、大切な人をもっと大切にしたくなる作品です」、福士は「劇中で4回『楓』が流れ、それぞれ違う色味があります。劇場で聴くと曲の新しい表情が感じられると思います」と締めくくった。

イベントの後半には、来場者限定の“10秒撮影タイム”がサプライズで実施され、会場からは大きな歓声が上がった。続いて行われたライトアップ点灯式では、福士・福原・行定監督によって“プレゼントボックス型イルミネーションモニュメント”が点灯。来場者も「楓色」のペンライトを掲げ、広場全体が“楓色”に染まり、登壇者と会場が一体となった美しい光景が広がった。

こうして「なんば広場」2周年記念 映画『楓』ライトアップスペシャルイベントは大盛況のうちに終了。映画興行発祥の地・なんばが、映画作品と連携する象徴的な取り組みとして、多くの来場者の心に刻まれる時間となった。

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