ここで、原作者・村井理子氏より、サプライズで届いた手紙がMCにより代読された。「『兄を持ち運べるサイズに』の登場人物になれたことで、苦労が多かった兄の人生に、大きなマルがついたとも思っています。幼い兄姉の思い出、不器用な家族の姿、そして、残された人々に光をあててくださったみなさんに、心から感謝しています」との言葉に柴咲は「グッときます。原作者であり兄ちゃんを持っていらしたご家族なわけなので、それを体現した我々を認めていただけて嬉しい思いがあります」としみじみ。オダギリは「手紙の内容を聞きながら、舞台上で泣いたらどうしようと思って、ギリギリ泣かずに済んで良かったなと思っています」と照れ隠しのジョーク。中野監督は「こういうことこそ僕らが映画を撮っている意味なのだと思う。原作者の方にここまで喜んでもらえているという事は、観ているお客さんにも伝わる映画になったという事だと思う。最大の喜びであります」と喜びを噛みしめていた。

最後に中野監督は「幸せな現場で、いい映画を撮ろうという気概があって、それに応えてくれる俳優部がいた。僕は手応えもあったし、作品自体にも自信があります。後は観客の皆さんが一緒になって応援して盛り上げていただく事がこの映画にとっての最高の喜び」と大ヒットを祈願。主演の柴咲は「私も本作の撮影を通じて自分自身の事、自分の家族の事をきちんと考えるきっかけを頂きました。私自身は家族を亡くした経験があるので、家族に想いを伝えようがない寂しさはあるけれど、でも最終的には家族は自分の心の鏡のようなところもあるので、そのような観方をしてもらえたら嬉しいです。この映画が家族について考えるきっかけになって豊かな気持ちになってもらえたら嬉しいです」と呼び掛けていた。