
シルクハットを手に不敵な笑みをみせるのが、オズの国で最も偉大で恐ろしい存在であるオズの魔法使い。自分が築き上げた世界が、実はまやかしであることをエルファバに気づかれた彼は、彼女を捉えようと躍起になる。オズの未来の先に、彼は何を目にするのだろうか?

前作と打って変わって少し暗い表情でこちらを見つめるのが、マンチキン国を統治するネッサローズの下で働くボック。ネッサを献身的に支えながら仕事に邁進する彼だが、やはり心の奥底ではかつて好意を寄せたグリンダの影がチラついている。

マンチキン国を治めるネッサローズも、やはり前作とは趣が変わっている。あどけない少女の姿は感じられず、国を治める総督としての責任を負う、統治者としての威厳を放っている。

そして、グリンダを熱愛する2人組、ファニーとシェンシェンも健在。かつての取り巻きグループであった2人も、今やグリンダが最も信頼する補佐官として働いている。
学生の頃に比べてみな成長し、それぞれの道を歩む彼らの姿を収めながら、一人一人のドラマを感じさせる至極のビジュアルに仕上がっている。