<岡田以蔵役 中島健人 コメント>
最初にオファーをいただいたときは「キャスティング僕であってますか?」とプロデューサーに聞いたくらいなのですが……岡田以蔵という役を演じて、すごく激しい、でもどこか刹那的で儚い時間を過ごすことが出来ました。今は、中島健人として“岡田以蔵”という役に巡りあえて本当に良かったなと思っています。
中でも、歳三を演じる山田くんとすごく相性が良くて、剣を交えたときにお互いの周波数みたいなものが合ったおかげなのか、いなくても歳三の姿が見えたり、とにかく心に嘘のない演技ができました。
自分にしかできない、最も愛される以蔵を演じられたんじゃないのかなって思っています。
『ちるらん』、見ないと許さんぜよ。
<プロデューサー・森井輝 コメント>
岡田以蔵という人物は、単なる人斬りではなく、純粋すぎるがゆえに染まりやすく、そして壊れやすい、非常に繊細なキャラクターです。この難役を託せるのは、圧倒的な“華”を持ちながら、その奥底に誰よりもストイックな“熱”と”儚さ”を繊細に表現できる演技力を持つ、中島健人さんしかいないと確信していました。今まで中島さんにはオファーが行かない類の役かと思いますが、そこをチャレンジして欲しい思いでお願いしました。 ご本人は最初驚かれていましたが、剣を握った瞬間、そこには私たちが求めていた、美しくも悲しい“人斬り以蔵”が立っていました。山田裕貴くん演じる土方歳三と対峙するシーンでの、魂を削り合うような二人の芝居は、まさにこの作品のハイライトの一つです。泥臭く、必死に生き、そして散っていく。まだ誰も見たことのない、役者・中島健人の凄みと色気を、世界中の視聴者に届けられることに興奮しています。