最後には観客から、会場にいる味元についての質問も。「味元の演技が上手いなと思った点は?」と聞かれた監督は、「オーディションの段階で、自分のセリフでタイミングを話していたんです。ちゃんと自分の言葉にして話そうとしている姿を見て、すごいなと思いました。今回の良一という役も、喋らずにどこか表情で寂しさや憂いを表現できる方がいいなと思っていたので、その感じも味元くんは持っていました。」と味元を絶賛。さらに監督からの、「この役は味元くんにやってもらおうと思っていたので、現場でも、もうお任せしていました。見事にやってくれたと思います!」という言葉に、会場からは大きな拍手が沸き起こった。

そんな味元も、「監督はOKな時はすぐOKなんですが、もう一回っていう時は、髭を触りながら考えて近付いてくるんです。それが印象に残っています。」と、監督の微笑ましいエピソードを披露し、それに照れ笑いする監督だった。

イベント終盤、皆さまへのメッセージとして浦井から、「クスっと笑えるシーンがたくさんあって、理子と加奈子がゴミを投げる時に、兄も一緒に落ちてくれないかな?と思っていたんです。そしたらドンピシャで落ちていったり、そんな素敵な画がたくさん登場します。それに惹きこまれていくうちに、とても感動して、泣いて、素敵な映画です。たくさんの人に広めてほしいです。」とコメント。監督も、「今日は(味元を含め)キャストもいっぱい見に来てくれて嬉しかったです。あまり派手な映画ではないので、皆さんに広めてもらって活きてくる映画だと思います。いいなと思ったら素直に広めていただけると、この映画が幸せに育っていくと思います。」と語り、イベントは幕を閉じた。さらに、味元の他に、幼少期の理子役として出演している髙木悠叶(たかぎゆの)も会場に来ていたことが明かされ、子役も揃ったアットホームなトークイベントとなった。

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