この度、脚本/製作のボブ・ゲイルが「第1作で最も印象に残る瞬間」を明かす特別映像が到着!

公開されるや否や日本はもとより全世界で大ヒットとなり、今なお多くの人々に愛され続けている本作。だが、その完成までの道のりはまさに苦難の連続だった。企画段階では40回もの却下にあいながらも、作品の成功を信じたスティーヴン・スピルバーグが自身の制作会社アンブリンの「初仕事」として製作を決断。そうしてようやく撮影にこぎつけた後も、困難は容赦なく襲い掛かる。なんと撮影開始から5週間後に主役の俳優を降板させるという、緊急事態に陥っていたのだ。ゲイル自身も「前代未聞だ」と振り返る通り、当時の現場は誰も経験したことのない重苦しい空気に包まれていた。

そこへ現れたのが、過酷な掛け持ちスケジュールを縫い、睡眠時間を削って駆けつけたマイケル・J・フォックスだ。彼がセットに入り、ドク役のクリストファー・ロイドとのシーンを演じ始めた瞬間、すべてが変わる。ゲイルはその時の興奮を「最高(ゴールド)だったよ。まさに完璧だった」と熱く語る。「大きな重圧が一気になくなった。“彼がマーティ・マクフライだ”とね」。