12月11日木曜の時点で動員54万4801人を記録するなど、大ヒットを記録している本作について松谷は、キリッとした表情で「うれしいですね」とポツリ。非常にシンプルな返答に会場からもクスクス笑いが起こったが、鈴木も「(松谷も)舞台あいさつはかなり慣れてきているんですけど、わたしたち、ちょっと口下手なので。(エンジンがかかるまで)もう少しお待ちください」と呼びかけて会場を沸かせた。

そんな松谷にとっても、映画上映直後の観客の前に立つのは非常に感慨深いものがあるようで、「泣いている方や、鼻を押さえている方もいらっしゃって。皆さんの表情を見ると、僕たちが伝えたかった慎太郎さんの生き様がしっかり届いているんじゃないかなと感じます」と手応えを感じているようだった。
また、周囲からの反響も大きいようで、「慎太郎さんの生き様を通して自分自身も頑張ろうと思った」「一日一日を大切に生きようと思った」といった前向きな感想が多く届いているという。「そういう感想を見て、僕も本当によかったなと思いますし、もっと頑張らないとな、という気持ちになります」と真摯な眼差しで語る松谷だった。