これには秋山監督も「毎日各地を回っているんですが、『遠藤記者が踊ってた』というのが衝撃的でした」と笑いながら振り返ると、「もちろん踊っているのは遠藤さんじゃなくて草川くんなので当然なんですけど、そうやって色んな方にキャラクターが浸透しているのが面白いですね」と笑顔を見せた。
草川自身は本作の舞台あいさつに参加するのは今回が初となるということで、「皆さんが各地をまわられてるのも知っていたので、『自分も行きたいな、登壇したいな』と思っていました。だから今日ここに立つことができてすごく嬉しいです」と笑顔を見せると、「すでに50万人以上動員されてることで。たくさんの方にちゃんと届いているんだなっていうのがすごく嬉しいです」と喜びをかみ締めている様子だった。
劇中での草川と松谷は記者と選手という役柄だったが、同世代ということもあり、現場でも自然と距離が近くなったという。「記者と、野球選手との距離感がここまで近いんだというのが新鮮だったので。(松谷)鷹也くんとの距離感も大事に演じたいと思っていましたけど、鷹也くんの方から気さくに話しかけてくださったので、自然体でいられました」と振り返る。
それに対して松谷は「草川くんは本当にかっこいいんで……嬉しくて話しかけちゃったのかもしれないです」と照れくさそうに笑いながらも、「普段は“鷹也くん”と呼んでくれるんですけど、一回だけ“鷹也”と呼び捨てにされたことがあって。一瞬、お! となって、すぐに『すみません』みたいな感じになったんですけど……僕はそれがめちゃくちゃ嬉しかったんです」と述懐。
