これから年末年始に向けて、海外から⽇本を訪れる⼈々、⽇本から海外へと赴く⼈たちが多く第3ターミナルを利⽤することになるが、⾚堀社⻑は「この圧倒的なゴジラを⾒て、エネルギーや⾼揚感を感じて旅⽴ったり、帰ってきたり、旅の思い出の1ページにゴジラが深く刻まれればと思っております」と願いを⼝にした。

ちなみに、ゴジラ誕⽣から70年もの間で、⽻⽥空港がゴジラの襲撃の被害を受けたことも…。⾚堀社⻑は今回のプロジェクトを進めるにあたり、ステークホルダーにプロジェクトについて説明する機会があったことを明かし「例えば京浜急⾏さんに(説明に)⾏ったところ、笑顔で『品川がゴジラに潰されたんだよ』とおっしゃっていました(笑)。22作⽬では、⽻⽥空港の滑⾛路をメチャクチャにされたんですが、それをみんな笑顔で語っておりまして、いかにゴジラが愛されているかということをつくづく感じました」と明かす。隣の東宝の⼤⽥CGOは申し訳なさそうに苦笑を浮かべつつ「ゴジラが潰した都市や街は、必ず再⽣して繁栄していくんですよ(笑)」と釈明し会場は笑いに包まれた。
ちなみに、今回のモニュメントのモデルになっている初代ゴジラの映画が公開されたのは1954年で、⽻⽥空港ができた(※⽶軍から返還され1952年に東京国際空港と改称し再発⾜)のは1952年で、2歳違い。さらにゴジラが『GODZILLA ゴジラ』でハリウッドに初めて進出したのが1998年で、⽻⽥空港に国際線ができたのも同じく1998年ということで、そろって同じ年に“世界デビュー”を果たしたということになり、⾚堀社⻑は「(ゴジラと⽻⽥空港は)驚くほど親和性があるんです!」と強調した。
先述のように今回のモニュメントは初代ゴジラをモデルにしており、全⻑約40m、⾼さ約9mで、全⻑では新宿の“ゴジラヘッド”よりも⼤きく、屋内設置のゴジラのモニュメントとしては世界最⼤となる。⼤⽥CGOは「ゴジラヘッドも迫⼒がありますが、こちらは何と⾔っても、全⾝がデザインされていて、初代ゴジラと同じくらいの⼤きさになっています。その圧倒的な迫⼒とスケールを感じていただけると思っています」と⾔葉に⼒を込める。さらに⼤⽥CGO は「ぜひ正⾯からだけでなくエレベーターを上がって後ろからとか、いろんな⾓度から⾒ていただきたいです。聞くところによると、ゴジラと⽬が合う場所もあるらしいので、ぜひお探しください!」とアピールした。