一方、作中で留美(宮沢)に芸術的才能を認められ、後継者候補として集められた危うくも美しい少年たちを演じた荒木、山中、黒崎、松本、秋谷の5名は、裏表で模様が異なる蝶のように、登場人物たちの裏の顔が幾重にも交錯する物語にちなみ、「共演者の“意外な一面”」について、撮影時のエピソードを交えて述懐。

荒木が、「(松本)怜生君。手先が器用で、なんでもできちゃうところが意外というかすごいなと思っています」と先陣を切ると、黒崎も「僕も怜生君。皆で撮影の合間にお風呂に入ったとき、細いのにすごい体をしていて。“標本姿”として本編でも垣間見えるので楽しみにしてください(笑)」と追随。

2人から指名された松本は黒崎の名を挙げ、「少年たちの中で唯一、宮沢さんを“ちゃん”づけで呼んでいるんです」と暴露すると、焦る黒崎は「ごめんなさい」と宮沢に向け平謝り。「でも“りえちゃん”とは呼んでいないですからね!僕が演じる石岡翔くんが、留美先生のことを“留美ちゃん”と呼ぶので、その流れで“留美ちゃん”って呼んじゃって…」と弁明する黒崎に、山中も「宮沢さんで言うと、留美さんが自分の目を指さして発する『魔術師の目』という台詞が現場で流行って皆で言っていました」と続けると、宮沢が「それ、私が沢山噛んだ台詞だよね?皆でいじってるよね?」と鋭くツッコミ、場内に笑いがこぼれる一幕も。
