そんな中、イベント終盤にMCから突如「実は、皆さんにとっておきのサプライズがあるんです!」と発表されると、観客は騒然…。少し笑みを浮かべる市川染五郎が、改まった様子で「お父さーん!!」と叫ぶと、スクリーンに西島の姿が映し出され、「皆さん、こんばんは!」と挨拶。息子・至からの呼びかけに優しく手を振る西島の姿に、宮沢らも微笑み、場内ではひと際大きな歓声が巻き起こりました。

現在Amazon MGM スタジオ製作のハリウッド作品、『ロードハウス2』の撮影でロンドンに滞在中の西島。イベント登壇は惜しくも叶わなかった西島は、開口一番「イベントに参加できずにごめんなさい!会場が凄く盛り上がっているのを観ていて、すごく行きたかったです・・!」とコメント。どこか安心した表情を浮かべる市川染五郎から「撮影頑張ってください!!」とメッセージが送られると、西島も笑顔で応え、遠く離れた地でも強い父子の絆を感じさせるやりとりに、会場では温かい拍手が送られました。
続けて西島は、会場に集まる多くの観客に向けて「『人間標本』は、“殺人の告白”からすべてが始まる物語。真実がどこにあるのか、それぞれの視点が交錯して分からなくなっていく中で、最後のカットまでじっくりと観てもらうと、本当の真実がきっと見えるんじゃないかなと、その先に、人間の業や愛が浮かびあがる作品じゃないかと思います。ぜひ最後の最後までご覧いただきたい」と、どんでん返しの結末が待ち受ける物語の魅力を熱くアピール。MC から「西島さんが目撃した共演者の【意外な一面】については?」と質問が飛ぶと、「意外ではないと思いますが、宮沢さんは絵がすごくお好きで。実は、宮沢さん自身が描いた絵が、(宮沢演じる)留美の作品として、本編にも出ているんです。ぜひどの作品か探してみてください!」とまさかの秘話を明かし、観客を沸かせました。
最後に、いよいよ配信開始となる本作を待ちわびる大勢のファンに向け、「職人スタッフの皆さん、素敵なキャストの皆さん、全員の熱量が、映像作品という“平面な世界”を超えて、浮かび上がってくるような、力強い作品になっています。観るたびに発見があると思うし、最低でも、登場人物の数だけ周回していただいて、何度も楽しんでほしいです」と作品に自信を見せながら熱いメッセージを残した市川染五郎。フォトセッションでは、サイリウムを振る観客たちとともに市川染五郎の「ドラマ人間標本!」という掛け声のもと「みんな見てねー!」と声を揃えると、蝶々型のテープが盛大に噴射され、本日一番の歓喜に包まれ、イベントは終了しました。
