当初は十二支をモチーフにした物語を構想していたが、予算の都合もあり、最終的には一体の神様に絞る形となったと明かすコウイチ監督。その結果、プロットのやり取りは10回を超え、当初の案とは全く異なる物語へと進化したが、そうした中でも、「神様をただ怖いものにしようというよりは、神様に憑依(ひょうい)されてからどうなっていくか。ホラーではありますが、軸は主人公・美咲の成長物語にしようと思いました。」と語った。

またこれまで自身のYouTubeチャンネル「kouichitv」でショート動画の投稿や、短編映画の制作などを手がけてきたコウイチ監督だが、長編映画との違いについては、「短編は一つのアイデアで押し切れますが、長編は感情の波や大きな流れが必要だというのを脚本の本を読んで勉強しました。やはり幅広い層に楽しんでもらいたいという思いがあったので、大筋は分かりやすくということを意識しました。」と語る。

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