そして福原は「吸収と成長」。その思いについて「今年はまだまだ足りてないなとすごく感じた一年だったので、来年は色々と身につけたいなと思っています。引き出しを増やしたいんです。今回ニュージーランドに行って英語を話すシーンがあったんですけど、福士さんは本当にペラペラで助けてもらったんで、来年こそは英語もちょっとずつできるようになりたい。色んな吸収ができる一年になったらいいなと思いました」と決意を語る。

そして最後に行定監督が「改めて人生考える」と回答。「僕は自分の人生をあまり考えてこなかったんです。映画を作っていると、他人の人生のことばかり考えてしまうんです。だからちょっとぐらい自分らしい人生ってどんなもんなんだろう、と考えてみようかなと思ったんですけど……でも映画に入ったらまたすっかり忘れるんだろうな」と笑いながら付け加えた。

そんな大盛り上がりのイベントもいよいよ終盤。最後のコメントを求められた福原が「この映画は、観終わった後に大切な人をもっと大事にしたくなるような、そんな心が温まる作品になっています。ぜひスピッツさんの『楓』という曲を自分色に染めて、観て帰っていただけたらいいなと思います。2回目、3回目とまた違った視点で楽しめる素敵な作品になっていますので、ぜひ映画『楓』をたくさん愛していただけたら嬉しいです」とあいさつ。

そして福士も「『楓』という映画は、観れば観るほど味が出るというか、見方が変わる作品になっていると思います。「楓」は沢山あるスピッツさんの曲の中でも、いつ聴くかによって、感想だったり聴き方が変わる曲なんだと思うんです。それはこの映画も同じだなと思っていて。1回目に観た中で思ったことも、2回目に観たら全然違う意見になる、ということもあると思います。なので、何回も観に来ていただいて、最後に流れるスピッツさんの『楓』を劇場でぜひ体感してほしいなと思っております」と語ると、「本日はメリークリスマス。ありがとうございました」と会場に呼びかけ、大盛り上がりのうちにイベントを締めくくった。

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