本作では上映後に行う舞台挨拶が今回初めてという事で、映画を観終わったばかりの満席の会場から大きな拍手が起こり、その様子にキャスト・スタッフ一同笑顔を浮かべ、ほっとした表情で小栗は「嬉しいです。ありがとうございます。」と一言。
5月28日に行ったジャパンプレミアにてキャストが演じた役のモデルとなった方が集結し、キャストとは撮影から約1年半ぶりの再会となった。再会した際の記念写真がスクリーンに投影され「いい写真ですね!」と小栗。キャストとモデルになった方々が密にコミュニケーションを重ねて出来上がった本作。モデルになった方から劇中で演じたキャストへ手紙が届き、ここで一つずつ披露された。
結城英晴(小栗旬)のモデルとなった、神奈川DMAT調整本部長(当時)阿南英明医師からのメッセージに小栗は「素敵なメッセージをいただいて嬉しいです。皆さんは映画の中の闘いを5年前にされていたと思うので、映画にはない部分の大変さもあったでしょうし、それを乗り越えられて今があって。ご自分たちも無事でいただきながら色々な災害に向き合っていっていただきたいなと思っております。」と感嘆の思いを語った。
立松信貴(松坂桃李)のモデルとなった厚生労働省 医政局 保健医療技術調整官(当時)堀岡伸彦氏と厚生労働省 医政局 救急・周産期医療等対策室長(当時)永田翔氏からのお手紙に、松坂は「本当に嬉しいですね。堀岡さんたちがお手紙でおっしゃっていたように、一つのことを決めるのにすごく大変で色々な根まわしが必要なんですけども、お二人の粘り強さがあったから物事がスムーズに進んでちゃんと目の前の命を救うことができたんだと改めて感じますね。」と立松の役どころも振り返りながら思いを明かした。
