仙道行義(窪塚洋介)のモデルとなったDMAT事務局次長 近藤久禎医師からのメッセージに窪塚は「力をいただいたのはこちらの方です。命よりも大事にしていたのは、誰かの人生とか、その人の幸せだったんですとジャパンプレミアの際にお話しされていて、一つ答えを手に入れたなと思います。こうやって見えないところで名もなき人たちが世界を支えているんだという事をうっかり忘れたまま過ごしていたかもと思うんですよね。皆で作ったこの映画を少しでも多くの方に観ていただいて、前に進む力に変えられる、そんなきっかけをくれる作品になっていると思いますので、皆さんの力をお借りしたいです」とメッセージを送った。 

増本はここでDMAT隊員からメッセージが届いていたことを明し、サプライズで披露。「とても素晴らしいお手紙だと思いましたし、あの船に関わったDMATの方は472人いたんですね。この映画では数人のDMAT隊員の姿を描いていますが、みんな結城であり、仙道であり、真田だったなと、その周りで誰かのために奮闘した人は立松であり、羽鳥だったなと、外から見ていた僕たちは全員が上野だったことを思いました。全員があの時、それぞれのフロントラインに立っていて、色んな思いを抱えながら生きたんだと思うと、この映画がそういった人々のちょっとした心の癒しになったり、明日からまた頑張って生きようと思うようなきっかけになっていたらいいなと思いました。」と増本は力強く思いを明かした。

最後に小栗が「僕らにも感謝してもらったので、増本さん、企画・プロデュースしてくれて、監督してくれた関根監督も、ありがとうございました。この映画ってまだ敬遠されてしまう方もいると思うんですが、勇気をもらえる映画になっていると思いますし、明日からの生活がまた少し違う色になって過ごしていただけるような作品になっていると思うので、皆さんの勇気となって明日に繋がっていったら嬉しいなと思います。ありがとうございました。」と挨拶し、舞台挨拶を締めくくった。

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