戦地に赴く兄を演じた玉木と、故郷で兄の帰りを待つ妹を演じた當真は、劇中では手紙のやり取りのみとなり、本日の舞台挨拶が初対面の場となった。改めて「初めまして」と挨拶をかわすと、當真は「今日、やっとお兄様と会えたと思って。撮影ではお兄さんの映像を見ながら手紙を読んで、物語の会いたいけど会えない距離間と、実際にまだお会いできていない距離感が混ざりながら良い感じに撮影できたなと思います。」と撮影の裏側についても明かしながらにこやかな表情に。劇中に登場する早瀬が書いた手紙は玉木が直筆で書いたということで「その方が魂が入るかなと思って。」と玉木。

帝国海軍・第二艦隊司令長官・伊藤整一役を演じた中井は「長く役者をやらせていただいて、戦争映画にも携わらせていただいて、その度に勉強させていただきました。最初は少尉だったのですが、45年を経て司令長官までのぼりつめました。役柄的には結構上まで登りつめたなと(笑)噓のないように、それだけは一生懸命やらせていただきました。」と役者のキャリアと合わせて今回の役どころを振り返った。
