そんなW主演に真壁監督は「お二人の芝居が素晴らしいのは言わずもがな。そんな二人の醸し出す空気感や相性の良さが出ればいいと思った。撮影現場に二人が入った瞬間からその空気は出来ていたので、それが画面に映っているはずです」と手応えを口にしていた。

2024年10月に日本と台湾でロケを敢行。この日の再会はそれ以来となるが、岸井が「もうそんなに時間が経ったのかと思うくらいお互いに何も変わっていない。自然に再会が出来ました」と述べると、ジンホアは「撮影中の様々な思い出が目に浮かぶようです。撮影が終わった時に、僕と岸井さん、そして真壁監督と熱い抱擁をしたのを覚えています。今回、来日する際にもその時の写真を見返しました」と懐かしい日々に目を細めていた。
日本語のセリフに初挑戦したジンホアは、撮影の2か月前から台本に書かれている日本語を猛特訓。撮影中の岸井とのコミュニケーションは台本に書かれているセリフを通して行われたという。岸井は「例えば雨が降ってきたら、雨を待ちましょうというセリフがあって、同じ状況になった時に『雨を待ちましょう』と言ってくれたりした」と機転を利かせたジンホアの一面を紹介。また本編中には使用されていないものの、ジンホアの発する「いいよ!」というセリフが撮影現場で合言葉になったそうで「ジンホアの言う“いいよ!”は純度100%のグッドという意味の“いいよ!”に聞こえる。それが可愛い」と岸井が声を弾ませると、ジンホアは「撮影初日に僕は“ちづみ”を“ネズミ”と言い間違えてしまった…」と照れ笑い。これに岸井は「それはね…初日だけではないですよ」とツッコんで、ジンホアは「ソーリー!」と謝って場内は笑いに包まれた。

そんなジンホアの日本語習得力を絶賛する岸井は「ジンホアさんは努力の人。作品への向き合い方も誠実だし、かつて習字をテーマにしたドラマに出演されていたそうで、本当に字が綺麗。ひらがなも上手で驚いた。今回の日本語セリフも含めて努力して習得された事を感じました」とリスペクトしきり。これにジンホアは「ひらがなの50音は書けますよ」というと、会場からは驚きの声が。