「響け!ユーフォニアム」で知られる武田綾乃による原作「愛されなくても別に」の映画化が7月4日に公開される。
2013年、日本ラブストーリー大賞最終候補作に選ばれた『今日、きみと息をする。』で作家デビューし、続く『響け! ユーフォニアム』はテレビアニメ化され大ヒットしている武田綾乃。吉川英治文学新人賞を受賞した本作『愛されなくても別に』は、著作の中で実写化初となる作品。
2016年公開の短編映画『溶ける』で日本人最年少での第70 回カンヌ国際映画祭シネフォンダシオン部門の正式出品を果たし、その後も映画『真っ赤な星』(18)、『NO CALL NO LIFE』(21)、『あの娘は知らない』(22)ほか、ミュージックビデオ、ドラマ「隣の男はよく食べる」(23)など数々の作品でメガホンをとり、注目を集める若手映画監督、井樫彩が監督、脚本を務めた。

浪費家の母親に依存され、人生に一度も期待を抱いたことのない主人公・宮田陽彩(みやた・ひいろ)に抜擢されたのは、三島有紀子監督作『幼な子われらに生まれ』(17)で鮮烈なデビューを果たし、その他『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』(18)で、報知映画賞、ブルーリボン賞他、数々の映画賞を受賞し、その演技力が高く評価される南沙良。主な出演作にドラマ「ドラゴン桜」「鎌倉殿の13 人」「女神の教室~リーガル青春白書~」「君に届け」「光る君へ」、映画『女子高生に殺されたい』『この子は邪悪』(※主演)など。現在は、DMMTV オリジナルドラマ「外道の歌」、ABEMA オリジナルドラマ「わかっていても the shapes of love」が配信中。