第38回東京国際映画祭の映画祭予告編本日9月19日より都内近郊の各劇場で上映が開始される。

今年のクロージング作品は数々の映画祭で受賞している世界的監督クロエ・ジャオ最新作『ハムネット』に決定!

本作は、シェイクスピアの不朽の名作「ハムレット」が生まれるきっかけを描いた、夫婦の愛と喪失を紡ぐ魂を揺さぶる物語です。監督は『ノマドランド』でアカデミー賞(R)を受賞したクロエ・ジャオ。本作は彼女にとって5本目の長編劇場作品にあたり、原作は世界的ベストセラー小説となったマギー・オファレルの「ハムネット」。主演にはジェシー・バックリー、ポール・メスカルを迎え、名優たちが夫婦の愛と苦悩を圧倒的な存在感で表現しており、先のトロント国際映画祭で観客賞を受賞しました。クロエ・ジャオ監督は、本年度の「黒澤明賞」を受賞することが決定しており、その栄誉とともに披露される本作が、映画祭の終幕を飾る。
<東京国際映画祭プログラミング・ディレクター:市山尚三 コメント>
『ハムネット』は、歴史上の人物を主人公としつつ、現代の誰もが共感できる愛と喪失を女性の視点から力強く描いたという点で、今年の世界の映画の中でも屈指の1本と言うべき作品です。今年の映画祭のクロージングを飾るにふさわしい傑作です。
そして予告編が解禁!
今回の約60秒の予告には、オープニング作品の『てっぺんの向こうにあなたがいる』とセンターピース作品『TOKYOタクシー』の他に、世界の国際映画祭で注目された話題作や邦画大作の最新作などを上映する「ガラ・セレクション」部門の計14本の映像が含まれている。
また、今回の予告編には、都内在住の14歳(中学生)の女性シンガーソングライター「o.j.o」による楽曲「Blam!」が“第38回東京国際映画祭フェスティバルソング”として使われている。昨年9月には「THE FIRST TAKE」史上最年少で「FLASH THE FIRST TAKE」への出演を果たし、「令和のビリーアイリッシュ?!」と話題になり、作詞・作曲・編曲に加え、振付も自身でおこなうというその才能に注目が集まっている。新たな才能の育成にも力を入れている東京国際映画祭の目指す方向とも合致していることから今回白羽の矢が立った。世界中の映画の映像と相まった音風景が今年の映画祭への期待感を煽る。
