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A24×ハピネットファントム・スタジオ×TOHOシネマズ特別上映!上映第2弾は『関心領域』

2023年10月、アメリカ・ニューヨークを拠点とする独立系映画スタジオA24と、独占パートナーシップ契約を締結したハピネットファントム・スタジオ。A24は2012年の設立以降、斬新で独創的な数々の作品を生み出し、第89回アカデミー賞作品賞を受賞した『ムーンライト』で大躍進を遂げた。話題作を連発し、遂には『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』で第95回アカデミー賞 最多7冠を獲得するまでに成長したA24だが、ハピネットファントム・スタジオとは前述の『ムーンライト』に始まり、これまでに計17作品の配給を通し連携を深めてきた。

いよいよそのパートナーシップが本格始動し始める2025年、TOHOシネマズの劇場にて選りすぐりの<制作:A24×配給:ハピネットファントム・スタジオ作品>の特別上映が決定!この特別上映は毎月24日に行われ、4月24日まで4か月に渡り続く予定。 第2弾となる2月24日には『関心領域』の上映が決定!

『関心領域』といえば、第76回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞し、第96回アカデミー賞では5部門にノミネートされ国際長編映画賞、音響賞2冠を誇る、A24の新たな金字塔だ。日本では昨年5月に公開し、週末動員ランキングでは洋画作品として1位を記録し大ヒットスタートを切った。舞台は第二次世界大戦中のドイツ。アウシュビッツ収容所の隣に住む所長、ルドルフ・ヘスとその家族が送る穏やかで幸せな日常、そして彼らの生活と壁一つ隔てて聞こえてくる銃声や叫び声、青い空に広がっていく何かを燃やす黒い煙。アウシュビッツ収容所の中と外を“無関心”で分断して見せた本作は、「まるで自分が試されているようだ」 、「現代社会にも通ずるものがある」 、「不穏で、衝撃的」など口コミが広がって話題沸騰となり、第48回日本アカデミー賞では優秀外国作品賞受賞を果たした。また、「映画館で体感すべき」、「耳で観る映画」というような感想も目立ち、主要部門と並んで各国の映画祭で注目を浴びてきた音響の存在感も大きい。収容所の中で何が行われているのか、それを観客に見せずに“聞かせることで、人類史に残る大罪を示す作品だ。映画館の暗闇の中で、全ての神経を映画に注いだ時に聞こえてくる景色を見つめてほしい。

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