内野さんの発言があったおかげで

詐欺師集団<アングリースクワッド>のみなさんとの共演はいかがでしたか?

長くお芝居と向き合ってきた先輩方との共演は、すごく刺激的でした。こうした方がもっと良くなるんじゃない、ここはこれでいいのかな、という指摘をズバッとして、綺麗に道を開いてくれるというか。言われてみたら「本当にそうですね」というものをみなさん提示してくださっていました。

私は現場の雰囲気に流されて演じてしまいがちなんですけれど、先輩方が言ってくださるので気づけることもありましたし、「こうやって提案してみてもいいのか」という学びにもなりました。自分のこれまでの経験があった上で、ここでご一緒させていただいたからこそ、経験豊富な先輩方と一緒に現場で時間を過ごして学べたこともあると思います。

(C)2024 アングリースクワッド製作委員会

みなさんとの撮影中のエピソードや思い出があれば教えてください

詐欺師集団が招集をかけられて自己紹介をしていくというシーンで、はじめはみんな劇場の段に座っている状態だったんです。1回目の段取りが終わった後に、内野さんが「みんながみんないい子ではないんだから、寝てる人がいてもいいと思うし、もっといろいろやってみていいんじゃない?」といったことをおっしゃってくださって。

内野さんの発言があったおかげで、それぞれ役のキャラクターを作ることができたので、あの声はすごく大きかったなと思いますね。

(C)2024 アングリースクワッド製作委員会

真矢さんは、作中ですごく個性的な服を着ていたり、変わったタバコを吸っているんですが、それを全て自分のものにしてらっしゃって。多分私が演じたら、役をやっているな、という感じになってしまうと思います。私にはまだ出せない、深さ、広さみたいなものを横で見ていて強く感じました。

岡田さんは変な人ですね(笑)、面白い人です。飄々とやっているように見えて、すごく考えている。話してみると「そんなところまで考えていたんだ」ということもありました。見かけでは何を考えているかが分からない役者さんだなと思いました。

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