三山さんと支え合いながら

─ 三山さんが久保さんのことを「何にも染まっていない、白いレースカーテンのような人」と表現されていましたね

びっくりです。そんなもったいないお言葉をいただいて嬉しい限りですね。

─ ご自分が意識していることと通じるところはありますか?

どうでしょうか。この作品ではよし君への接し方がシーンによってかなり変わっていくので、その移り変わりを三山さんと一緒にやらせていただきました。月菜発信で変わることが多かったのですが、三山さんが真摯に返してくださる方だったので、そういった意味では自分が発信したものを受け取ってもらえているのかなと思うと嬉しいです。

─ 久保さんの投げる球筋がよかったのでしょうね

そう思っていただけていたのなら嬉しいな。逆に私も三山さんにすごく救われていたというか。まるっと色んなものを包み込む方だなと。月ちゃんのことも寛容に包み込んでくださる方でしたし、三山さん自身も、すごくお忙しい中での撮影だったと思いますが、それも隠すのではなくありのままの自分で現場にいて、それすらもみんなが支えたいと思う方でした。(イ・ジェホン役の)チャンソンさんもそうですが、現場で愛される方だったので、そこにとても救われていましたし、お芝居の面でも引っ張っていただいたなと思います。

─ 久保さんが現場を引っ張ることはありましたか?

引っ張れているかというと自信はないですが。でも三山さんとは常に2人で口に出して「一緒に頑張ろう」という感じのことをよく言っていました。別の現場があるときも「この後レコーディングがあるんだよね」と話して「お互い頑張ろうね。また明日」という日々で、支え合いながらという感じでした。

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