懐が深いまち、関市

─ 岐阜県関市での撮影はいかがでしたか?

ぐんぴぃ とにかく関市はいいところでしたよね。

菅井 よかったです!

ぐんぴぃ 菅井さんが感動していましたね。菅井さん似合うんですよ、関の大自然が。

菅井 自然が好きなんです。空気も美味しかったですし、川のせせらぎも感じて、毎日感動していました。ちょうど桜がきれいに咲いている時期だったので、みんなで桜の木の下で集合写真を撮ったり、青空と桜ときれいな空気とで毎日幸せでした。

人も温かいんです。エキストラの方やスポンサーの方も顔出しで出演してくださって、皆さんにご協力いただいて、なんて素敵な街なんだろうと思いました。ご飯も美味しいし。

ぐんぴぃ 美味しかったですね。

菅井 うなぎが美味しかったです。

ぐんぴぃ エキストラで関の方が約1000人くらい集まってくださったんです。怪獣映画といえば逃げるシーンですよね。関市の方いわく、東海3県の名古屋と三重には怪獣が来るらしいんですよ。名古屋はもちろん来るし、三重は四日市にゴジラが来てぶっ壊すんだけど「岐阜県は素通りするんだ、岐阜に来て欲しかったんだ!」みたいな感じで、楽しく逃げていて。なんだかノリがいい人たちだなと。

─ 実際の市役所で撮影されたそうですね

ぐんぴぃ 市役所の観光課でやらせてもらって、観光課の方々もノリノリでしたね。「バキバキ納税です」という旗があって、映画のために市役所の方が作成してくださったらしいんです。

菅井 そうだったんですね。セットなのかと思っていました。

ぐんぴぃ 僕は普段から置いてあるのかなと勘違いしていて、普段の市役所の机の上にあるとしたら、相当やばい市なんじゃないかと危機感を覚えたりしました。とにかく懐が深い。あんなに街をボコボコにされても許してくれる、とにかく心が広い場所でした。

─ ジオラマも地元の学生が作られたとか?

ぐんぴぃ そうですね。作中では山田が中学生の時に作ったジオラマという設定で。学生が作ったクオリティーにするためにどうしようと思った時に、なら中学生に作ってもらえばいいんだとなり、実際に中学生の方が作ってくれたらしいです。とにかくみなさんのご協力があっての映画だと思います。

─ 印象的なシーンやセリフなどはありますか?

ぐんぴぃ 僕は特撮のシーンです。特撮の倉庫のシーンで爆発も生でバーンと起きてすごかったです。CGではなく、危険を感じる特撮を味わいましたね。

菅井 屋上でも大爆発のシーンがあったんですが、ぐんぴぃさん演じる山田が「どんどんやっちゃいましょう」と火薬を入れていて、勢い余ってズボンが破けちゃったんです。「それでもいい。それでいこう!」という現場の勢いがすごく印象的で忘れられないシーンです。ズボンが破けたまま本編にも出ています。

ぐんぴぃ パンツが見えたまま続けていましたね。そんなの関係ねぇんだって。

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