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瀬戸かほ ─ 家族を描く“へんてこ”な作品 ─

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モデル・女優として活躍する瀬戸かほ。
彼女が初プロデュースした映画『きまぐれ』が順次劇場で公開されている。女優として活躍している彼女がなぜ作品を作ることになったのか。今作で「作る・演じる」の両方をこなした彼女が製作の舞台裏を語った。


─ 今作で初めてプロデューサーをすることになったのは、どのような経緯だったのでしょうか?

2022年の秋に、ふと、脚本を書いてみたいと思って。でもその時は書いてみたいだけだったので、作品にすることは考えてはいなかったんですが、監督の永岡さんと『クレマチスの窓辺』という作品で劇場を回らせていただいたときに、永岡さんに監督をお願いして、そのときの流れで自分がプロデューサーになりました。後からプロデューサーという肩書がついたという形です。

─ 作品を作ろうと思ったきっかけは?

そのころ、「渡る世間は鬼ばかり」にハマっていて、”家族もの”はいいな、という憧れがありまして。それで家族のことを書いてみたくなりました。

─ このタイミングで「渡る世間は鬼ばかり」というのは、再放送かなにかですか?

観てみたいなとふと思い立って、課金して観ました。放送時に母がハマっていたのですが、私は観たことがなく。

─ 「渡る世間は鬼ばかり」のどんなところに刺激を受けたのでしょうか?

元々、木村拓哉さんが主演のドラマ「HERO」のような、みんなでわちゃわちゃしている話に憧れがあり、そういうのをやってみたいなという思いはあったんです。「渡る世間は鬼ばかり」を観て、自分は家族ものや、団体、集団ものをやってみたいのかなと思い、書いてみたという形ですね。

─ 初めて脚本を書くにあたって、どのようにして作り上げていったのでしょうか?

家族がバラバラになる話を書こうと思って、タイトルも「解散物語」という。夫婦が解散して、父、母、長女長男という4人家族のそれぞれの心の動きの話を書いたのが元々の始まりです。その後、永岡さんに脚本をお願いするにあたって、色々変わっていったという形ですね。

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