映画初主演の喜びとプレッシャー
─ 初主演はいかがでしたか?
初めて主演のお話をいただいた時はすごく嬉しかった反面、映画の中での一番重要な人物になるので、「自分で大丈夫なのかな」という不安はずっとありました。でも、任されたからには全力で期待以上のものを作りたい、期待に応えたい、という気持ちで挑みました。
─ 今までと違う感覚はありましたか?
主演は1つの夢でもあったので、その夢を叶えられたのは嬉しかったです。でも主演という立場になる分、初めての事なので分からない部分もあり、そういう不安はいつもとは違ったかなと思います。
─ 菊地さんからみて、今作で演じたマリアはどんな人物でしたか?
マリアは好奇心が旺盛で、自分が気になったものに対してまっすぐ突き進んでいく女の子。はしゃいでいるというよりは、自分の心の中でいろんなことを考えて行動に移すという感じ。クラスの中心からはちょっと外れたところにいそうだな、と考えていました。
─ 演じる際に意識したことはありますか?
私が高校生ではなくなってしまった分、等身大の高校生らしさというのは意識していました。自分の学生時代を振り返ってみて、こうだったな、こういう考えになるのかなというのを考えながら演じていました。好奇心が旺盛な部分や、普段の声のトーンや落ち着きがあるところは自分に近い部分だったので、そこは素の自分を入れながら演じることができたのかなと思います。
