涙があふれたラストシーン
─ 特に印象に残ったシーンはありますか?
最後のシーンです。マリアがずっと聴いてみたかった「MARIA」という曲を探し求めていろんなところを回って、やっとライブ会場で聴くことができたときは、自然と涙も溢れてきましたし、強く印象に残っています。
─ 印象的だったセリフは?
最後のモノローグで、亡くなってしまった母に向かって「自分は大丈夫だよ」「見守っててね」といった内容を伝えるセリフが印象に残っています。
喪失感がありつつ、母に安心してほしいという気持ちだとか、自分自身もマリアの母が亡くなったという実感を最後に感じられたので、そういう意味でもこのセリフが印象的でしたね。
─ 共演者との思い出があれば教えてください
真雪ちゃんとは一緒のシーンが多くて。今作で初めてお会いしたので、撮影を通して、役だけでなく素の自分たちもリアルに仲良くなっていく感じが楽しかったです。一緒にヘドバンをしたり、ライブを見たり。真雪ちゃんはすごく器用なので、ヘドバンもすぐ覚えて使いこなしていたので、それを教えてもらったりして仲良くなって楽しかったですね。
─ 祖母役の藤田朋子さんとはいかがでしたか?
本当の家族のように温かい方で、演技もたくさん経験されている方なので引っ張っていただきました。役やシチュエーションに対してすごくリアリティを求められていて、そこがとても勉強になりました。
─ 今作の撮影で大変だったことはありますか?
1番大変だったのがヘドバンですかね(笑)。運動神経が元々あまり良くないので大変でした。逆にヘドバン以外には大変なことはあまり無かったかも。すごく考えてしまって苦戦するということもなく、良い意味で比較的ナチュラルに演じる事ができました。
