─ 今作に参加して、「大事なこと」や「好きなこと」に対する考え方に変化はありましたか?

変わったかどうかはわからないけれど、人の大切なことや好きなことを知りたいなと最近思うので、それは『スミコ22』の影響かなと思います。あとは忙しすぎて好きなことをないがしろにしがちだし、気づいてあげられないことが多いけれど、ちょっとした時に立ち止まって、今日は一駅だけ歩いて帰ろうとか、余裕を持つという努力をするようになりました。

─ 22歳の役を今回演じられましたが、今の堀さんが22歳の頃の自分自身に伝えたいことはありますか?

ちょうど22歳はコロナに入る直前ぐらいで、働いていた保育園も辞めて色々状況が変わり、目まぐるしくなる第一歩みたいな感じだったんです。いっぱい悩んでいたし、自分の無力さや、自分が頑張ったところで何も変えることできないことに悶々としていました。今の27歳の私から伝えるとすれば、「まあ、もがけもがけ」という感じですかね(笑)。悩んだ時間もきっといい時間になるし、まあ大丈夫だよと。

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─ 今後取り組んでみたい仕事や役はありますか?

何でもやってみたいです。本当に気づいたら27歳で、22歳の私に「まあ大丈夫だよ」と言っておきながら、27歳の私は悩んだり焦ったりもしているんです(笑)。きっと36歳の私が「まあ大丈夫だよ」と言ってくれると思うので、焦りすぎず、その時にやりたいと思ったことには飛びつけるようにはしておきたいです。

やりたいことといえば、この1年間ボイストレーニングを頑張ってきているので、どこかで歌をやりたいかも。今日素晴らしいミュージカルを観たので、今日の堀春菜はミュージカルがやりたい(笑)。夢のまた夢みたいな感じですけれど、準備はしたいですね。

─ 最後に、記事を読んでいる方々へメッセージをお願いします

『スミコ22』を観てどんな感想を持つのかはまだ分からない部分が私にも多いので、是非劇場で観て、こんなことを思ったよ、最近好きなことはこういうことなんだ、という話を観に来てくれた方としたいなと思います。会話が似合う映画だなと思うのでよかったら劇場に足をお運びください。

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堀 春菜 HORI HARUNA

1997年⽣まれ、神奈川県出⾝。
2014年、映画『ガンバレとかうるせぇ』主演でデビュー。2016年、映画『空(カラ)の味』で第10回 ⽥辺・弁慶映画祭 ⼥優賞受賞。近年の公開作に『⼤観覧⾞』『万引き家族』(18) 、『浜辺のゲーム』『珊瑚樹(『21世紀の⼥の⼦)』(19)、『わたしの⾒ている世界が全て』(22)などがある。

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(C) スミコ22

『スミコ22』
6⽉29⽇より新宿K’s cinemaにて公開

監督・脚本・編集:福岡佐和⼦
プロデューサー:髭野純
助監督:はまださつき

出演:堀春菜、はまださつき、松尾渉平、樹、安楽涼、梶川七海、イトウハルヒ、川本三吉、 遠藤雄⽃、瀬⼾璃⼦、中川友⾹、安川まり、原恭⼠郎、⿊住尚⽣、東宮綾⾳、⽊村知貴
ナレーション:⼯藤祐次郎

主題歌:ゴリラ祭ーズ「⽇記」

企画・制作:しどろもどリ
製作・配給:イハフィルムズ

『スミコ22』公式サイト

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