─ 山本さんからみて、今作で演じた佳純はどんな役でしたか?

佳純は、見方によっては変わった女に見えると思うのですが、私は完成するまでそう思わなかったし、気づいていなかったです。佳純は自分の大事なものに向き合っていただけ。パートナーと過ごした時間を守りたかったから、それを大事に守るためにやっていた行為だと思うので、変な人だとはまったく思わなかったし、演じている時は夢中でしたね。

─ 夢中にというのは、役が憑依しているような感覚なのでしょうか?

─ 佳純に共感する部分もあったのですね

俯瞰で何かを見ることができない時があるあたりは似ていると思いますね。猪突猛進なところは、たぶん似ていると思います。私はあまり冷静な人じゃないと思う(笑)。思い立ったら何かをやってしまうところは似ていると思います。

─ 佳純を演じてみていかがでしたか?

自由自在に生きている佳純が楽しかったですね。演じる上で意識したことは、動じないで真っ直ぐでいるということ。 自分が大切にするものに向かって真っ直ぐ演じるというのは楽しいことだったので、私の中では好きな役ですね。

1

2

3 4

RELATED

PAGE TOP