言葉を伝えることを大切に

─ 小泉監督作品への出演が決まったときはどう感じましたか？

時代劇も初めてでしたし、素直にとても嬉しく思いました。オーディションのときからこの作品に携われたらいいなと思っていたので、合格のお知らせをいただいたときは本当に嬉しかったです。

─ 監督ならではの演出はありましたか？

基本的には自由にやらせていただきました。監督に、はつはどんな子ですか？と質問をしたら「等身大のままで演じてほしい」と言われたので。あとは監督はセリフをすごく大切にしていらっしゃるなというのを感じたので、しっかり言葉を伝えるということを大切に演じました。

─ 今作はフィルム撮影ですが、普段の現場との違いは感じましたか？

現場にモニターもない状態で、撮り直しが難しいということもあり、とても緊張しました。試写会でスクリーンで観て「こんなふうに映っていたんだ」と。そのときに監督から「良かったですよ」という言葉をいただいてすごくほっとしたのを覚えています。