監督が柿を……
─ 印象に残っているシーンやセリフはありますか?
自分だけが生き残ってしまった状況で、「私も一緒に死ねたら良かったのに」と言うはつに、松坂さん演じる笠原先生が「生かされたことは決して無意味ではない」というシーンがあり、その言葉がすごく心に残っています。
─ 撮影中のエピソードや思い出があれば教えてください
柿の木に実が生っていて、監督たちが手で取って食べていたこと(笑)。「昔はこれが普通だったんだよ」と言われて驚きました。私も一緒にいただいて、おいしくてびっくりしました。
民家もセットではなく、歴史のあるものをお借りしていて、休憩時間もずっとその民家の中でその時代を感じながら過ごしていました。
─ 完成した作品をご覧になってどのように感じましたか?
自然が本当にきれいに描かれているなと。私は、山を越えていく吹雪のシーンが1番印象に残っています。出演者の皆さんが素晴らしくて、こんなにすごい方たちと一緒にお芝居ができて、本当にありがたい機会をいただいたなと思います。
