映画の風景がよみがえる曲に
─ 「急行券とリズム」の曲作りはどういったところから始めていったのでしょうか?
紬衣 私はこの曲に限らず、コード、曲、メロディー、リリックを全部同時に作る派で。脚本を読んでインプットした上で、「こういう感じの楽曲にしたいな」というのを頭の中で描きながら、それを実際に表現していきました。
─ 同時に歌詞まで出てくるんですね
紬衣 そうですね。歌詞はもう乗っています。自分たちの曲に限らず、いろんな曲を聴く時にリリックが入っているんですよ。たぶん、メロディーで覚えているのではなくて、言葉とメロディーをセットで覚えているんだろうなと。だから自分も表現をする時にそういう風に出てくるんじゃないか、と最近気づきました。
─ 歌詞はどんな点を意識して書いていますか?
紬衣 この曲を聴いたときに、映画を観た人も、日向坂46・四期生のみなさんの中で、映画の物語や撮影の風景がよみがえってほしいなというのは思っていました。自分の主観や過去の経験みたいなものも取り入れた部分はあったのですが、基本は脚本に沿う形で書いたという意識はあります。