ー 本作のタイトル『ボールド アズ、君。』の由来は?

僕の敬愛するギタリスト、ジミ・ヘンドリックスの2nd アルバムの最後の曲が「ボールド・アズ・ラヴ(愛のように大胆)」なのですが、今回僕自身の長編映画として、同じく2作目ということからタイトルを踏襲させていただきました。“ラヴ”を“君”に差し替えた理由は、誰かへの憧れの気持ちを込めて、“君のように大胆”というような意味合いになればと考えたからです。

ー みるきーうぇいの伊集院香織さんと後藤まりこさんは、前作にも出演をしていましたが、主演をお願いした理由をお教えください

ギターを弾いて、プロを目指している女の子が主人公で、バンドシーンがたくさん出てくるので、ギターをカッコよく弾ける女性というのが絶対条件で、パッと伊集院さんが浮かんだという感じです。
後藤さんは、存在感のある方で、演じていただいた“売れているバンドのボーカル役”は、後藤さんしか頭に浮かばなかったので、お願いしました。前作の出演シーンでは音楽のシーンがほとんどなかったのですが、音楽に絡めて脚本を書いたらもっと良くなるんじゃないかという手応えがありました。

ー 伊集院香織さん演じる南條珠は、学生時代から人付き合いが苦手という欠点が描かれていますが、前作の主人公の瓶子撫子にもそのような部分がありました。こだわりがあるのでしょうか?

ほぼ僕の性格を投影したような感じです。学生時代は劇中で描かれているように人とうまくやれなかったり、いじめのような嫌な思いもしてきたので、自分自身を描いている感じです。僕自身、学生時代は友達はいたものの、空虚な感じだったんですけれど、音楽に出合ってから前向きになれました。

ー 珠は「スーパーギターバトル」で優勝してもなんとも思わず、「”翳ラズ”と同じステージに立つ」ということしか考えていないですが、どのような思いで主人公にそのような目標を掲げさせたんですか?

同じく自分を重ねているところがあるんですけれど、ギターの大会で優勝をしても、小さな世界で一番を獲っただけで全然前に進めていないという虚しさがあったという実体験があります。しっかりと目標を見据えて進んでいっているというのは間違いないけれど、せっかく音楽で結果を出したり楽しんでいるのに、なぜか虚しかった。その気持ちを作品で現した形です。

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