結婚の平等(同性婚の法制化)の実現を目指す、公益社団法人Marriage For All Japan – 結婚の自由をすべての人に(以下、マリフォー)は、同性婚の啓発に向けて、同性パートナーがいることをカミングアウトした息子と、カミングアウトを受けた家族それぞれのリアルを描いた短編映画「誰も悪くないのにね」を、4月10日にYoutube上で公開。

LGBTQ+など性的マイノリティへの理解・対応が広がる中、当事者の家族など周囲の人たちに焦点が当てられることはあまり多くありません。家族や友人、職場の同僚など、当事者の身近な人々が抱く葛藤や気持ちの変化を通じて、「自分のすぐ隣に当事者がいるかもしれない、自分の子どもがもしかしたら…」と、より多くの人に共感・自分ごと化してもらい、日本では同性婚ができないこと、もし同性婚ができるようになったらについて考え、身近にすることを目指して、制作プロジェクトがスタート。


その後、2023年から日本全国でLGBTQ+関連の活動をしている団体と連携し、同性婚の実現に向けて地域単位で活動するプロジェクト「結婚の平等にYES!~YES!FOR MARRIAGE EQUALITY」を通じて、全国15地域から「LGBTQ+当事者の周囲の人の心が動く瞬間」を募集。集まったエピソードの中から、米国アカデミー国際長編賞にノミネートされた映画『PERFECT DAYS』で脚本・プロデュースを担当した高崎卓馬氏がひとつを選出。実話に基づいたストーリーとして脚本を作り上げました。その主旨や内容に賛同したクリエイターや俳優、制作スタッフが集結し、撮影・編集し短編映画が完成。

