この度、6月5日に公開後の大ヒット記録更新を受け、大ヒット御礼アンコール舞台挨拶が行われ、主演の高橋一生、渡辺一貴監督が登壇した。

身近なところからも反響が漏れ伝わってきていると話す高橋は「どんな評価であっても、注目されて足を運んでいただいている事実だけでもうれしいです」と笑顔で劇場を埋め尽くす観客たちへ語り掛け、まだまだ話していないことがたくさんあると前置きをして舞台挨拶はスタート。
渡辺監督は実写化にあたって思いもしなかったことが起きたと切り出すと、本作では原作者の荒木飛呂彦先生から具体的なアイデアをもらい、原作エピソードをアレンジしたこととびきりの裏話を披露。荒木先生直筆のラフスケッチをスクリーンに映し出して解説するというファンには嬉しすぎる貴重なトークが繰り広げられ、ネタバレしすぎないよう細心の注意を払わなければならない解説に少し戸惑いながらも渡辺監督は「水尾は原作とは違う死に方をするのですが…」と語り始める。荒木先生からは『不幸な死に誘われるように死んでほしい。思いもしなかった不幸が重なって死に至ってほしい』というお題をもらい、構想を練っていたところに「こんなのはどうだろう?」と手描きのアイデアが届き「(荒木先生のアイデアの)エッセンスを汲んだ最期にさせていただいています」と明かした。荒木先生からアイデアが届くというシリーズ初めての出来事に「実写を始めたころは想像もしなかったこと。ただただ幸福」と感激といった様子の高橋の言葉に、渡辺監督も「荒木先生から(アイデアを)いただくこと自体に重みを感じました」とうれしそうに報告していた。ラフスケッチを見つめ「荒木先生の描写でも観たい!」と願望を口にした高橋。漫画になれば「すごくホラーで残酷な感じになるんだと思うとワクワクします」と目を輝かせ、漫画と実写で描くことでの効果について「荒木先生の中でしっかりあるんだろうな」と想像する場面も。
