最後の挨拶で渡辺監督は「6年かけてやってきたことが間違っていなかったんだなと、皆様からの反応をいただいて、ホッとしているところです。またお会いできる機会ができるかもしれないし、できないかもしれないし。でも、できるように応援していただければと思います」とさらなる応援をリクエスト。高橋は「公開から4週にわたってたくさんの方に足を運んでいただいていること自体が大きな真実」と感謝。「幸福」と「絶望」が大きなテーマとなっている本作について「観る時間、観る背景によって捉え方が違ってくる作品。1度観ただけでも心の中に何か残ってくれればと思いながら、ヴェネツィアで撮影を重ねていました。僕らの足跡を見守ってくださってきた方に、ヒットという形でこういう場を借りてご挨拶でお礼ができることに感謝しています。しっかりとヴェネツィアの世界に浸ってください!」と呼びかけ、大きな拍手を浴びながらステージを後にした。

<STORY>
漫画家・岸辺露伴はヴェネツィアの教会で、仮面を被った男の恐ろしい懺悔を聞く。それは誤って浮浪者を殺したことでかけられた「幸せの絶頂の時に“絶望”を味わう」呪いの告白だった。幸福から必死に逃れようと生きてきた男は、ある日無邪気に遊ぶ娘を見て「心からの幸せ」を感じてしまう。その瞬間、死んだ筈の浮浪者が現れ、ポップコーンを使った試練に挑まされる。
「ポップコーンを投げて3回続けて口でキャッチできたら俺の呪いは消える。しかし失敗したら最大の絶望を受け入れろ…」。奇妙な告白にのめりこむ露伴は、相手を本にして人の記憶や体験を読むことができる特殊能力を使ってしまう…。やがて自身にも「幸福になる呪い」が襲いかかっている事に気付く。
大ヒット上映中
出演:高橋一生、飯豊まりえ、玉城ティナ、戸次重幸、大東駿介、井浦新
原作:荒木飛呂彦「岸辺露伴は動かない 懺悔室」(集英社ジャンプ コミックス刊)
監督:渡辺一貴
脚本:小林靖子
音楽:菊地成孔/新音楽制作工房
人物デザイン監修・衣裳デザイン:柘植伊佐夫
製作:『岸辺露伴は動かない 懺悔室』 製作委員会
制作プロダクション: NHKエンタープライズ、P.I.C.S.
配給:アスミック・エース
(C) 2025「岸辺露伴は動かない 懺悔室」製作委員会 (C) LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
公式HP:https://kishiberohan-movie.asmik-ace.co.jp/