さらに、音々の母・西村信代を演じた余貴美子のパートでは、突然音々の家を訪ね、冷蔵庫から食材を取り出して料理を始める場面や、物語後半で信代のもとを音々とヒューマノイドたちが訪れるシーンを収録。是枝監督は「余さんには“人生を前に進める逞しさ”が自然にありました」と、その存在感を称え、余は本作に出演し、「人間がいなくなることや死ぬことはどういうことなのか、考える時間ができました」と振り返っている。

タマケンのベテラン木工職人・山懸昭男を演じた田中泯については、「“古い木のような人”というイメージで当て書きした」と監督が明かす。映像には、木を削る昭男の仕事ぶりを翔が静かに見つめる印象的なシーンも収められており、田中は「台本を読んで、これはとっても大切な映画だと思って出演できて幸せでした」と作品への思いを語っている。

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