<劇団ひとり コメント>
普段、見て見ぬふりをしていることを何度も遠慮なく突き刺された。
頑張って綺麗事を盾にしますが、それも全部見透かされてるようでした。
けど、それでもやはり信じたい、最後にはそう思える作品でした。
<土屋アンナ コメント>
人は多くの過ちを犯し、弱さと強さを抱えながら生きている。
完璧な人などいない。でも、この作品を観て、私は「神はいる」と思った。
それは誰かを無条件に愛し、受け入れる大きな心を持つ人の姿だった。
人生は苦しみに満ちているからこそ、人は強くなれる。
中島監督が描く人間の生々しさと愛の形は、今を生きる私たちに本当に大切なものを問いかけてくれる作品でした。
<アヤカ・ウィルソン コメント>
多面的な人間の真実に中島監督が素直に向き合ったのが伝わってくる、
徹底したリアリズムの中に存在する強烈なヒューマニズム。
作品のテンポ、ストーリー、必要最低限の情報提供が常に作品に集中力を必要とし、ハイコントラストな編集まで、中島監督が一画一画考え抜いた愛が詰まった作品だと思う。“人間として生きるということ”…その残酷さ、汚さ、醜さ、痛み、後悔、社会が押し付ける期待、責任感、選択の自由、感じるということ、愛するということ、心動かし動かされるということを考え感じさせる。すべてを含めて、複雑な人間の美しさを私は感じた。
個人的にポール・トーマス・アンダーソン監督や黒澤明監督の作品を感じさせる中島監督の一作。
<小島秀夫(ゲームクリエイター) コメント>
コアな打海文三さんのファンだったこともあり、今の邦画界で、原作の”懺悔“から目を背けずに、本当に映画化出来るのか? と疑問だった。ところが、本作は、そんな杞憂を“慚愧”する程に、真っ向から挑んでいた。“親”とは? “子”とは? “血の繋がり”とは? 介護とは? 人が犯した“罪”と“罰”を、“懺悔”という一縷の”光“に変える。この“懺悔”は、
今後の邦画を左右するはずだ。
<菊間千乃(弁護士) コメント>
親子とは、一番近い存在でありながら、必ずしも分かり合えるわけではない。登場人物それぞれが抱える親子の葛藤を見つめる中で、血もつながらず、言葉で思いを交わすこともできない二人が、なぜか私には一番幸せそうな親子に見えました。親子とは何なのか。そして、人と人を本当に結ぶものは何なのか。観終わったあとも、その問いが深く心に残り続ける作品です。