この度、9月5日に都内劇場で実施され、本作で劇場長編デビューとなる山元環監督とRHYMESTERのラッパー・宇多丸が登壇した。

7月4日の初日から2カ月近くロングラン上映中の本作。会場には大勢のリピーターだけでなく、この日はじめて鑑賞するという人の姿も多数。そんな中、映画上映後に「観たのは今日で3回目です」と明かした宇多丸は、「なんだか回数を重ねていくほど良いんです。もちろん最初から良いと思っていましたけど、複数回となると、やはり最初から泣いちゃいます。どの瞬間も愛おしいし……僕のマネジャーは今日、初めて観たんですけど、横でめちゃめちゃ泣いていた」と報告。
その言葉に「とても嬉しいです。ありがとうございます」と応じた山元監督は、「僕も仕上げからこの映画をずっと観ていますけど、今日あらためて冷静になって観てみると、こんなにエモい映画をつくっていたのかと。キャラクターの表情だったり、映像の撮り方だったりがあまりにも真っ直ぐで。僕が撮ったのに、ちょっと自分が撮ったとは思えないくらい」と新鮮さを感じたという。
