<STORY>

映画学校を卒業してまもない山本文子(中島侑香)は、アルバイトをしながら映画づくりを続けていた。親友のモハメド夢(LEIYA)を出演者として映画を撮り、ときにたわいもない話に興じる日々はかけがえのないものだった。ある日、文子は幼なじみの船橋(丹野武蔵)を夢と引き合わせる。音楽好きの夢と船橋は、すぐに心を通わせた。ある日、一年前に母を亡くし喪失感をかかえたままの文子に、夢は母の遺灰を海にまいたらどうかと提案する。文子の母の故郷・鎌倉へと向かったふたり。しかし、旅先で思いもよらない悲劇が起きる。夢が逮捕された——。日本で生まれ育ちながらも”在留資格”をもたない夢には、自由な移動がみとめられていなかった。県境を越えたという理由で、入管施設に収容された夢。翌日、彼女のまえに現れたのは入管職員の制服をまとった船橋だった。
親友の解放のために動きはじめた文子。ひとすじの望みを信じて闘う決意をした夢。職務と友情のあいだでゆれる船橋。いま私たちの前に、この国の冷たい制度の壁が立ちはだかっている。

2026年1月17日(土)より、ユーロスペース他全国順次ロードショー

監督・脚本:坂本憲翔

出演:中島侑香、LEIYA、丹野武蔵、早織、松山テサ、鈴木晋介、諏訪敦彦、生津徹、Obueza Elizabeth Aruoriwo

脚本:峰岸由依、横尾千智

プロデューサー:小池悠補

スチール:団塚唯我

助監督:木村愼、湯淺歩夢

音楽:奥村一斗

宣伝:高田理沙

協力:北條誠人、渡辺祐一
宣伝デザイン:後藤司

配給:Lamp.

公式サイト:https://www.lamp-kk.com/imaginary-line/

(C)2024 東京藝術大学大学院映像研究科

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