主演の菅元には「くまをまつ」(25)、「あるいは、ユートピア」(24)、「すべての夜を思いだす」(24)等の近年の良質なインディーズ映画では⽋かせない存在となった⼤場みなみを迎え、彼⼥が旅の途中で出会う、恋⼈を亡くした男・持⽥を『Cloud クラウド』(24)『ラストホール』(24)等、⽇本映画界で確実にその存在感を増している⽥中爽⼀郎が演じる。

<主演・⼤場みなみ/菅元(すがもと)役 コメント>
映画『椰⼦の⾼さ』が2026年2⽉6⽇より、アップリンク吉祥寺にて劇場公開されることになりました。全編⽇本で撮った⽇本映画でありながら、⽇本映画ではない、外国作品のような空気感に満ちた不思議な作品です。何パターンもの編集を経て、ゆっくりと映画になりました。もしかしたらまだ完成していないかもしれません。ぜひ劇場でご覧ください。

<⽥中爽⼀郎/持⽥(もちだ)役 コメント>
映画『椰⼦の⾼さ』が 2026年2⽉6⽇よりアップリンク吉祥寺にて公開となります。本作は⾼知県の最南端ある⾜摺岬という壮⼤な⾃然の中で撮影を⾏いました。釜⼭国際映画祭にてワールドプレミアを⾏い、フィルメックスやヨーロッパ、アメリカで上映の旅を続け、⽇本での劇場公開を迎えることができ、すごく嬉しく思います。ぜひ劇場でご覧になってください。どうぞよろしくお願いいたします。劇場でお待ちしております。

<監督:杜杰(ドゥ・ジエ) コメント>
『椰⼦の⾼さ』は、“外国⼈”の視点から⾒た⽇本の物語です。物語の多くは、私が来⽇して最初の数年間、⽇常の中で⾒聞きした実際の出来事をもとにしています。
ある先輩から「この感覚を⼤切にしなさい。環境に慣れてしまったら、もう同じ映画は撮れなくなるよ」と⾔われました。その⾔葉の通り、この映画を作る過程も⽅法も、私にとって“⽣命の延⻑”のようなものでした。本作は典型的なドラマ構造の映画ではありません。
これまでの鑑賞経験から想像するものとは、違った印象を受けるかもしれません。むしろ、この映画を観る体験は、重要なピースが⽋けたパズルを⾃ら完成させていくようなものです。観る⽅⼀⼈ひとりが、その⽋けたピースを想像し、探し、埋めながら、あなた⾃⾝の世界(=映画)を組み⽴てていただけたら嬉しいです。