イベント冒頭では本作の魅力について質問された今泉監督は、「原作マンガを読ませていただいて、占いやパフェなど、いろんな要素が詰まっている作品なのですが、何よりも登場人物たちが非常に魅力的です。みんな、ちょっとどこか少し欠けていたり、おかしな部分があって。(杉咲演じる)エマは、気が使えるような人だけど、実はちょっと図々しいところがあるし、(多部演じる)クロエは一見、冷たく見えるけれど、心の奥底にはとても愛情深いものを持っている。そういったところに強く惹かれました」とコメント。

さらに杉咲、多部というダブル主演のキャスティングについて、今泉監督は「このマンガのキャラクターを誰が演じることができるだろう、と考えていたんですが、もうこのお二人でしかなり得ないかも、と思うくらいにハマっていて。原作の海野先生も、まだ連載が終わっていない中で、お二人の顔が浮かぶとおっしゃっていたくらいハマっていた気がします」とコメント。さらにパフェつくりが得意な喫茶店のマスター、シモンを演じた岩瀬についても、「岩瀬さんは本当に王子様的な雰囲気を持っています。岩瀬さんに演じてもらえて本当に良かった」と絶賛。さらに現場のエピソードとして、「彼は純喫茶で働いている役なんですけど、『いらっしゃいませ』というお辞儀の角度がものすごく深くて。それがホテルマンくらいのお辞儀だったので、『そこまで丁寧じゃなくても大丈夫だよ』とアドバイスしたくらいでした」と明かすも、岩瀬も「自分ではそこまで深いお辞儀をしているとは思っていなかったんですが、どうやら想像以上に深かったみたいですね」と振り返り、会場の笑いを誘った。