登壇者が口々に「奇妙な映画」だという中、下津監督も「こんな天気のいい土曜日に奇妙な映画を観に来てくださってありがとうございます」と挨拶し会場を沸かせると「組体操に襲われる」という奇抜な設定に山田は出来上がった作品を観て「私も台本からはまったく想像できなかった」と驚いたことを明かすと、青木も「僕も動いているものが近づいてくるという恐ろしさに慄いていたのですが、完成した映像を観ると、すごく芸術的で……改めてすごい作品だなと思いました」と感想を述べていた。
ダイナミックな人間の身体表現が恐怖に変わる本作。ピエールは「騎馬戦のシーンがありますが、時間に追われてとても大変だった。撮影のとき『やべぇ、日が暮れちゃう』と言いながら、みんなで日の当たっている場所に移動することもあって。そのなかでよく撮り切ったなと感心しました」とチームワークの良さに脱帽していた。
下津監督は、物語の後半、この映画のテーマをメッセージとして伝える役割を果たしたピエールに「説得力が本当にすごくて、映画がすごく引き締まりました」と感謝を述べると、ピエールは「僕は台本に書いてあることを演じていただけなんですけれどね」と恐縮すると「でも『これが本当の狂気なのか』という感じで見ていました」と振り返り、モニター越しにも伝わる異様な存在感を絶賛した。
