一方、中島監督は「今日はこれだけ多くの方々に観ていただけるという事で、信じられないくらい嬉しいです」と来場に感謝した。また、構想およそ18年を経て完成にこぎつけたことについて、「原作に出会った当時は、障がい児の方に出ていただくこのような映画など不可能だと否定されました。それがこの時代になってやるべきだという事で、映画化に向かってちょっとずつ進んでいきました。僕一人ではなく、色々な人たちの想いが映画を完成させたと思います。俳優さんもスタッフも魂を込めて演じ、撮影しました」と述べた。

中島組初参加の西島は、本作の脚本に惚れ込んだといい「自分が今まであまり触れる事のなかったスペシャルニーズを持つ子供たちとそのご家族の切実な思いが丁寧かつリアルに描かれていた。その先に世界や人に対しての希望があるという素晴らしい脚本でした」と出演を決めた理由を明かした。

とある映像をきっかけに悪徳探偵・米本(佐藤二朗)に調査を依頼した主婦・尋津民恵役の黒木は「自分だったらどうするのだろう?ということを本当に毎日考えながら演じていました」と、役への向き合い方を明かした。『来る』以来約8年ぶりの中島組参加となったが「中島さんとまたご一緒できる事もそうですし、『来る』の時に演出していただいた時間が自分の中で芝居の事を考えるきっかけになったので」と再会を喜んでいた。

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