西島はバディを組んだ初共演の満島についての感想を求められると「表現するために生まれてきた方なんだな、というのが第一印象。どのシーンのどの瞬間を切り取っても、本当に生きている、その感情が生々しくあるという方だと感じました。満島さんとのシーンはどのシーンも本当に充実した思い出深いシーンになっています」と絶賛していた。

スペシャルニーズの俳優たちの演出について中島監督は「彼ら彼女たちの魅力がカメラ前で半減しない事だけを考えていました。彼らが一番リラックスした状態で、伸び伸びと普段やってるように動いてもらう。その環境を作る事だけでした。撮影には保護者をはじめ、スペシャリストたちが完璧な状態でケアしてくれていました」と述べた。
そのスペシャリストの一人である安田氏は「参加してくれたお子さんたちが、役者という新しい挑戦を後押しできるようなアシスト役に徹する事を大切にした」などと自身の使命を解説。西島は撮影に入る前に安田氏や保護者から「俳優として遠慮せずに接して欲しい」と言われた事を振り返り「安田さんや医療スタッフ、病院、色々なケアがあった中で、僕自身も、それからおそらくキャストの皆さんも、本当に遠慮なく、思いっきり演技をしていたと思います」と言うと、安田氏も「西島さんは撮影後もお子さんたちに会いに来てくれたりして、交流が続いています。僕にとっても子供たちにとっても、世界が広がった良いきっかけになった」と、しみじみと語った。

最後に主演の西島は「この映画には沢山のキャラクターが出てきます。その中からこれは自分の物語だと思うキャラクターを見つけていただけると思います。そのキャラクターと一緒にこの映画を生きてください。凄くリアルという事にこだわって、本当にリアルな感情やリアルな現実を積み重ねて撮影しました。その先に、ささやかな、でも確実に美しい光が差します。ぜひ、それを感じていただければこんなに嬉しいことはありません」と呼び掛けていた。